有機ゲルマニウム化合物は約40年前に開発に成功した物質で、がんを始めとする様々な病気に極めて大きな効果を発揮します。開発者の浅井博士は、有機ゲルマニウムが万物に含まれており、生命の根源であるという考え方から、「薬」の領域を超えている物質であると主張しました。
しかしながら、5、6年前に当局がゲルマニウムの協会を取り締まり、医師の持つゲルマニウム製品も没収したという事件がありました。これはいわば国策捜査であり、医療の見地から述べて非常に残念なことです。
当院で用いる有機ゲルマニウム製品は、「アサイ有機ゲルマニウム」と呼ばれるものです。これは一人の死者も出していない安全なものですが、「健康食品」扱いとなっております。逆に、厚生労働省に認可されているS社の有機ゲルマニウム製品は肝免疫賦活薬として用いられていますが、アサイ有機ゲルマニウムと構造が異なるもので、過去幾人もの死亡例を出しています。このような政治の機能不全によるねじれた状況は、患者さんにとって、まことに残念なことと言わざるを得ません。
ゲルマニウムは、原子番号32番の物質です。これは、約百年前に周期律の提唱者メンデレーエフが存在を予想したもので、それから約20年後にドイツ人のウインクラーが実際に発見し、祖国の名をとり「ゲルマニウム」と命名し、その後、ゲルマニウムの半導体の性質を使って、トランジスタやダイオードが発明されました。この発明によって、電子工学の飛躍的発展がもたらされ、ゲルマニウムに関しては、半導体の性質を主にした研究が、世界的な趨勢となりました。
ゲルマニウムは、見たところ金属のように見えますが、実は金属としての特性を持たず、一般には硅素と並んで典型的な半導体物質として通用しています。ゲルマニウムは、一番外側に四個の電子を持っており、ある異質の物質がくると、四個のうち一個が、外に飛び出してしまいます。この跡に対し外から電子を取り込む現象が起こります。こうした特性から、水素の陰イオンを電子と見ることができる生体内では脱水素効果が発生し、多様な病気の治療に高い効果を発揮します。
植物の中には、ゲルマニウムを豊富に含有するものがあります。特に大量に含有するものには以下のものが挙げられます。
品 目 | 含有量 |
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さるのこしかけ類 | 800‐2000ppm |
朝鮮人参 | 250‐320ppm |
ニンニク | 約750ppm |
他にも、数種類の笹には15~20ppmにおよぶゲルマニウムが、また茶葉、カシワの葉、クロレラなども、多くのゲルマニウムを含みます。
有機ゲルマニウムを開発した浅井一彦博士は、ゲルマニウムの特性に着目し、無機から有機にする研究を行いました。つまり、ゲルマニウムを生体細胞に親和性のある分子構造にするということです。有機ゲルマニウムに関する内外の文献は、皆無といって言い過ぎではない状況で、莫大な費用と労力、そして約30年の歳月をかけて、研究と開発が行われました。そして昭和42年の秋、水に溶ける「有機ゲルマニウム三二酸化物」(カルボキシ・エチル・ゲルマニウム三二酸化物)が完成したのです。
浅井博士は、有機ゲルマニウムが完成したときに、その粉末をその場で水に溶かして飲みました。初めてできた科学合成品であり、毒性があるかもしれないのに、一片の疑いも持たず、躊躇せず多量に飲んだのです。すると、多発性リウマチや痛風で動くこともままならなかった病状は、次第に快方に向かい、十日後には病床より出て、散歩ができるようになりました。
数週間も飲んで、毒性も副作用も無いことが明らかなので、乞われるままに、鍼医に、ゲルマニウムを分けました。鍼医のところへくる病人は、近代医学ではどうにもならず、医者から見放された人々が多いのですが、テンカン、肝硬変などの人たちが、鍼医があきれるほど劇的に治りました。また、動物実験で、急性、亜急性、慢性、さらに催奇形性と、念入りな毒性試験を行った結果、まったく無毒、無害であることが立証されました。
がん細胞の発生は「酸素欠乏」が要因です。酸素が欠乏すると生体内の細胞は嫌気的生活に転じ、転化した細胞の核はがん細胞の核と一致します。この体質が酸性の状態であること(酸塩基平衡)は、がん以外にも様々な病因になります。血液が酸性だということは、血液中に水素陽イオン、すなわちプロトンが多いことを意味します。そして水素イオンは酸素と結合するので、体内に酸素欠乏が起こるのです。
飲んだあと十分もすると、身体中が暖かくなる
あくびが出なくなる
血液の粘りが低くなって血色が良くなる
一酸化炭素中毒がてきめんに治る
気分が明るくなる
熟睡する
思考力が増す
生体は各々が決まった電位を持っており、この電位が狂ってくると病気が発生します。そして、ゲルマニウムは、電位を正常位にするため、すばらしい働きを示します。特にがん細胞膜の電位は高くて、はげしく変動しています。
ゲルマニウムは、このがん細胞から電子を奪って、電位を下げる作用を持っています。生化学的な表現をすれば、脱水素反応を起こし、結局はこの憎むべき異常細胞であるガン細胞の活動を停止させるのです。
がん治療にゲルマニウムを用いると、いずれも病状が著しく改善されました。また、がん手術後患者にも効果が見られます。
肺がん、前立腺がん、子宮がん、子宮筋腫、乳がん
膀胱がん、膵臓がん、腎臓がん、喉頭がん等
痛みから解放 | 有機ゲルマニウム化合物には、痛みからの解放という特性があり、がんの痛み、手術の痛み、歯痛、頭痛に効果があります |
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転移を防止 | 有機ゲルマニウム化合物を服用した患者には、がんが転移するということが、ほとんどありません。 |
有機ゲルマニウム化合物を開発した浅井博士は、「ゲルマニウムがガンを対症的に治すとはいわない。ガンという悪魔の手から、人間を救い出してくれるのだ」と主張しています。そしてがん治療の三つの条件として、以下のものを挙げています。
信念 | 有自分が必ず直してみせるという強い信念を持つこと |
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食物 | ・体内の血液を酸性にしないよう食事に工夫を加えること ・正常な血液は、食事摂取によるしか方法はない |
酸素 | 身体内に酸素欠乏を起こさないこと |
実際に私(高原)がこれまでに有機ゲルマニウム化合物を治療に用いた例を以下に記します。
心肺不全で打つ手なしの老女(80歳) |
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昭和50年ごろ、有機ゲルマニウムの点滴静注を実施した結果、1週間後に退院し、その後93歳まで元気に生存しました | |
足指爪の瘍疽が化膿した中学2年の男の子 |
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足指爪の瘍疽が化膿して疼痛あり、ちょうど日曜で医師は休診、アサイゲルマ軟膏(0.5%)に更にアサイ有機ゲルマ粉末を適量加え、混和したものを局所に塗布し、ガーゼ、バンドエイドで一晩様子を見ました。翌朝、瘍疽の炎症症状は軽快し、痛みも無く、そのまま手術もせず治癒しました。 |
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感冒症状を訴える成人男性 |
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アサイゲルマニウムカプセル500mg1ヶを投与したところ、一晩で、翌日治癒しました | |
腎不全の猫 |
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有機ゲルマニウム耳かき量を経口投与したところ腎機能が軽快し、食欲が出ました | |
白内障 |
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0.5%点眼液を毎日朝点眼していると白内障の進行はあまり進まない模様です |
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頭皮神経痛 |
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0.5%点滴を刷り込むと軽快しました |
高血圧症 | 有機ゲルマニウム化合物は、高血圧症および心臓関係の障害には、数多くの動物実験と臨床試験で、卓越した効果が認められています |
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水銀中毒 | ラットにゲルマニウム化合物を与えながら、水銀を投与してみたが、ラットには中毒症状が見られませんでした。予防効果も十分にあるとみられます |
イタイイタイ病、あるいは水俣病は、体内に入った重金属が、臓器に堆積して発病します。そうした病気に対しては、重金属を体内に蓄積しないよう、つねに外へ排出させて予防するか、堆積している重金属をいち早く追い出して治療すればよいので、有機ゲルマニウム化合物は効果を発揮します。これに関しては一年以上にわたり、莫大な費用をかけて有機ゲルマニウム化合物の「効力」のデータを得ました。
そのほか、厚生労働省が難病として指定している多くの病気に、有機ゲルマニウム化合物は効果があります。
効果の見込める公害病 | ベーチェット氏病、白血病、脳軟化症、軟骨腫瘍、スモン、再生不良性貧血、サルコイドージス、肝臓機能障害、難治性肝炎 (とにかく肝臓の病気に良く効く) |
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有機ゲルマニウムを毎日妊婦に服用させたところ、つわりもごく軽く、安産で、すこぶる元気な子供が生まれました。また、妊娠している母親が、難病とされている白血病にかかったが、ゲルマニウム治療で白血病に著効をみせ、立派な男児を出産しました。
田中隆寛博士と岡沢美江子博士の臨床試験によれば、以下の病気にも効果が認められます。
妊婦に対する効果、他 | 動脈硬化症、脳卒中、脳卒中後遺症、更年期障害、心臓疾患、うつ病、テンカン、老人性精神病、慢性リュウマチ、レイノー病、子宮筋腫、全身湿疹、ぜん息、糖尿病、肝硬変からの食道静脈瘤 |
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有機ゲルマニウム化合物は、子供たちに驚くべき効果を示します。成人と比較して、子供に対する効果が顕著であり、かつ速効的です。
ウイリス動脈輪結紮病(3歳) |
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現代医学ではいかんともしがたい脳関係の難病中の難病だが、ゲルマニウム投与によって、短時間ですっかりよくなり、幼稚園に行けるようになった |
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急性中耳炎(2歳) |
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痛みで泣き叫んで手に負えなかったのが、このゲルマニウム化合物の水溶液を40cc飲ませただけで、約十分後には痛みがとれ、翌朝、多量の膿血が耳の中から排出され、腫れもひいて治った | |
神経過労による歩行障害(5歳、女児) |
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計60cc、240ミリを投与、二週間目に歩行可能。投与開始より一ヶ月で治癒 |
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インフルエンザに合併した肺炎(生後一ヵ月半、男児) |
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38.2度の発熱、咳、肺炎の症状。10ccずつ一日10回、20ccずつ注射を一日5回、からし罨法も反復行った。生下時体重2730グラムの乳児で、悪化が非常に心配されたが、入院もしないで、ゲルマニウム化合物の大量投与により肺炎が全治。 | |
火傷 |
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ゲルマニウム化合物を含有した軟膏を、植皮しなくてはならないような、大火傷の箇所に塗布し、一方ゲルマニウム水溶液を服用することによって、信じられないくらいの短期間に、ほとんど傷跡を残さないで直すことができる。しもやけにも同様の効果を表す。 |
化合物を服用していると、インフルエンザや風疹、麻疹にかからない
感染予防 | 歯痛、蓄膿症、歯槽膿漏、小児腎炎、小児ぜん息 |
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ぜん息を治すためにゲルマニウムを飲んだところ、それまでの成績が芳しくなかったのに、数学の期末テストで満点をとった中学生がいました。他にも、思考の集中にゲルマニウムが関わったと見られる知らせはいくつもあります。