がんの超早期発見は、髙原喜八郎式「腫瘍マーカー追跡法

がん対策・その発見と予防

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がんと診断されたら

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当院の治療方針

末期がん患者でも救える医療

免疫療法 x 精神療法

患者さんの体質と病状に合わせた個人医療

現代のがん治療はいわゆる三大治療、すなわち手術、抗がん剤治療、放射線治療が柱となっていますが、その有効性は初期段階のがんに限られており、末期のがんに対しては、はなはだ無力と言わざるを得ません。そして、手の施しようがなくなったがん患者は、いわゆる大病院と呼ばれる病院を追い出され、「がん難民」状態になることがしばしばです。

最後まで諦めずに希望を持って治療を受けたい、だけれども病院ではもう何もすることがないと言われます。せいぜい「あとは好きなことをして過ごして下さい」と、体のいい断りを言い渡され、どこにも頼ることができずに、残念な最期を迎える患者さんがどれほど多くいることでしょう。

末期のがんであっても、最後まで諦めないで闘うことができる、そして奇跡とも思える感動的な勝利を事実としてつかむことができる治療があります。私高原は、免疫療法と精神療法を軸に、患者さん一人ひとりの体質と病状に合わせた個人医療を実施することで、がんに打ち克つことを目指してまいります。

 

がん対策の責任について

日本のがん死亡者は年間約34万人

がんになっても助かる医療がある

がんの予防に卒業はない

今の保険診療技術は、生存率が2~3割であり、その結果ががん患者の死亡率の激増であります。100人のうち20~30人の命が延びますが、その2~3年後には再発するなどして亡くなってしまいます。いつまでも国定治療法に頼っては、日本民族は全滅するでしょう。
通常型治療をこれ以上やったら副作用で死んでしまうという時点で免疫療法にかかろうとするのが通例ですが、それでは遅すぎるのです。通常型治療の結果の死亡は、抗がん剤の使いすぎと放射線の浴びせすぎによる免疫抵抗力の壊滅が原因です。本来の医療の理念は、患者さん本来の自然治癒力の上昇による抵抗力の増加が最大の目標なのに、今は逆になっています。がんを切り取ることに躍起になっていて、患者さんの抵抗力の増加を無視し、むしろ低下させています。しかも、低下させたあとでなんら責任を取っておりません。

患者さんにとっても、そうした状況を教えられる機会が少なく、一生懸命本を探すなどてご自分で勉強していただかないと、情報を得る機会がありません。このような現状は、誠に不幸だと言うより他ありません。

そして、がんの予防のためには、食事療法、運動、休息をしっかりすることは当たり前で、きちんとした生活をすることが重要になります。つまり、生活パターンをしっかりすることが重要ということを念頭に置き、食事の不十分さ、休息の不十分さ、酒の飲みすぎ、塩分の取りすぎなどから脱却する必要があります。これは生活が目茶苦茶になりがちな現代人には難しいことですが、個々人の自覚によって初めて達せられるものだと言えます。

つまり、本来は国の責任であるがんの対策は、同時に個人の責任ということなのです。がんの対策はそうした視点からスタートしないといけないわけで、初めから末梢的なサプリメントなどに目を向けても大局は改善しないのです。

方針1:免疫療法(総合免疫力を上昇)

がんの治療は、「がん体質」になりそうな段階、あるいはなってしまった体質を改善し、体内の総合免疫力を上昇させることが何より肝心です。


方針2:精神療法(大自然の法則に基づく療法)

免疫抵抗力を低下させ、がんやウイルスに対して劣勢な状態をもたらす原因はさまざまですが、その80%が、気力の低下によるといっても過言ではありません。

 

 

免疫療法の概要

免疫療法にはいくつものアプローチがある

患者さんの体質や病状に合わせた療法を実施

一度始めた療法は、最低三ヶ月継続する

当院では免疫療法を中心とした治療を実施しておりますが、免疫療法と一口に言っても、さまざまな種類があります。方法によって大別すると経口内服、点滴・注射、物理的療法、食事療法、精神療法の五つです。

また、原理別あるいは方法論的に大別すると、次の八つになります。いずれの方法を選ぶかは、患者さんそれぞれの状態に合わせます。要は、がん体質になりそうな段階、あるいはがん体質になってしまった末期状態の患者さんの体質を改善し、体内の総合免疫力を上昇させるために、有効な方法であることが肝心なのです。その目的に適合さえすれば、物理的な方法であるか精神神経的な方法であるかは問いません。患者さんの病態に適し、好みに合う方法を選べばよいのです。

この前提に立って、必須不可欠な療法を挙げるなら、①食事療法、②サプリメント療法、③温熱療法、⑥精神療法、⑦注射・点滴です。その他は、好みや病態に応じて適宜取り入れていけばよいでしょう。

重要なことは、いったん実践しはじめた療法は中止しないことです。よほど不可抗力な事情でも起こらないかぎり、最低3ヵ月は継続することです。そのくらいの期間は継続しなければ、効果を確認できません。

 

通常型治療の有効性

通常型治療も有効な治療

進行がんの場合は、通常型治療は逆効果

人間の持つ自然治癒力を生かすことが大事

言うまでもなく、通常型治療の必要性を認めていないわけではありません。特に、がんの塊が、その場所や大きさによって、様々な障害をもたらしている場合には、切除して楽にしてあげる必要があります。また、早期がんであれば、臓器によっては手術によってほぼ確実に完治が望める場合も多く、胃がんはその典型であり、大腸がんの完治率も高いです。こうした場合には基本的には手術して完治を狙うのは当然でしょう。

ところが、進行がんになるとこの治癒率はガクンと落ち込みます。ステージが進めば進むほど治癒率は低くなり、末期に至っては限りなくゼロに近い治癒率となってしまいます。問題なのは、そうした進行がんの場合でも、通常型治療が全てであるかのように、その治療だけを用いることです。治癒できないばかりか、その強烈な副作用で激しい苦しみに襲われ、挙句の果てに治療を放棄してしまう。これでは、何のための医療なのか分からなくなってしまいます。

今こそ、人間が本来持っている自然治癒力を最大限に生かす治療に注目すべきではないでしょうか。

 

通常型治療の限界

抗がん剤治療は患者の生存期間を縮める

強い抗がん剤は患者に大ダメージ

自然療法・非攻撃型治療の方が長生きできる

通常型治療の限界を示す例といたしましては、1990年、アメリカの議会に次のようなレポート(※)が提出されました。

「多くの抗がん剤治療は激しい副作用を伴っていて、腫瘍を縮める効果が必ずしも生存期間の伸長という治療の本当の目的にはつながっていない。(中略)通常療法においても最も問題なのは、その療法がたとえ抗腫瘍効果において効果的であったとしても、短期的にも長期的にも、患者の生の質にダメージを与えるという点である」

要するに、「腫瘍を小さくする」ということばかりが注目されていて、そのことによって本当に長く生きることができるのか、よりよい生を享受できるのか、という点がないがしろにされてきた、というのです。

そして、よく知られているように、抗がん剤でがんを一時的に小さくすることができても、再び大きくなり始めると、一度使った抗がん剤ではもはやそのがんを抑えることはできずに、また新しい抗がん剤を使用することになります。そうやって何度も繰り返して使っていくうちに、もはや、抗がん剤はがんに対して有効性を示さなくなるのです。結果として抗がん剤でボロボロに体が傷つけられた状態で、無残な最期を迎えることも多々あります。

実際に、アメリカで過去に末期の肺がん患者に対して行われた「抗がん剤がどのような結果をもたらすか」という治療実験において、「腫瘍を小さくする効果の大きい薬ほど、副作用もひどく、生存期間も短かった」という結論が導かれています。

この治療実験では、同時に次のような結果も報告されています。すなわち、それまで放射線治療や抗がん剤治療を受けていなかった患者たちほど、腫瘍が再び大きくなり始めるまでの期間が長く、また生存期間も長かったというのです。手術、抗がん剤治療、放射線治療に代表される攻撃的治療よりも、自然療法・非攻撃的治療の方がよい結果を挙げていたという結論だったのです。

(※)OTAレポート(1990年にがんの非通常型治療法について調査する専門委員会が米議会に提出したレポート)より

 

 

精神療法の概要

精神状態は免疫力と連動する

本当の健康のためには、心のケアが大事

病気の80%は気力の低下によるといえる

免疫療法の中で、一般に知られる四つの療法(経口内服、点滴・注射、物理的療法、食事療法)に負けずとも劣らない効果を発揮するのが、精神療法です。明るく前向きな精神状態は、免疫力をアップさせ、健康を増進させます。反対に、暗く否定的な精神状態は、免疫力をダウンさせ、病気につながりやすいということです。

体を物質としての側面からしか扱わない通常医療に浸りきった医師たちから見れば、精神療法には疑問を感じざるをえないでしょう。しかし、人間には体のほかに心があるではありませんか。

想像してください。いくらやさしい言葉をかけられようと、ていねいな挨拶状をいただこうと、そこに心がなかったらただの音声であり紙切れにすぎません。うれしくなったり、気分そう快になるのは、相手が心からそう思ってかけたり書いたりしたものだからではないでしょうか。医療だって、しかり。ハイテクニックな技法で手術し、高価な薬を用いれば、その病気は改善するかもしれません。しかし、それは一時的な現象にすぎません。やがて、また別な病気に苦しむことになりがちです。長い目で見て、本当の健康を得るには、心と体の両方をケアする必要があります。

例えば、仕事などに夢中になって、緊張した時間が続いているようなときには、人は案外カゼなどの病気にはなりにくいものです。反対に緊張から解放されて一段落したとき、思わぬ異変に見舞われることがあります。こうしたことは多くの人が体験していることではないでしょうか。

緊張しているときは、気力が高まり、体の血液循環もよくなっています。細菌やウイルスから体を守るマクロファージ、キラーTリンパ球、サプレッサーTリンパ球、NK細胞、多核白血球などの白血球群の活性度も高くなります。その結果、カゼの原因である細菌やウイルスを抑え込んでいるから元気でいられるのです。体の免疫抵抗力が活発に働いていれば、いかに細菌やウイルスが発生しても、カゼにはなりません。これは、がんにも言えます。免疫抵抗力が優勢であれば、がん細胞が発生しても、抑え込み撃退してしまうので一大事とはならないのです。

一言で言えば、病気になるということは、免疫抵抗力が低下してがん細胞やウイルスなどの異物に対して、劣勢になっている状態ということができます。そして免疫抵抗力を低下させ、異物に対して劣勢な状態をもたらす原因の80%が、気力の低下によるといっても過言ではありません。

 

 

氣の重要性

東洋人「病は気から」

西洋人「病気は肉体の状態」

WHO(世界保健機関)が「健康」の定義に「SPIRIT」を追加

日本語には、気合を入れる、気受けがいい、気後れがする、気炎を上げる、気負い立つ、気落ちがする、気が重い、気概、気がかり、気兼ね、気構え、気軽、浮気、悋気…、「気」のついた言葉が実に多いです。病気だって、「気」が付いた言葉の一つです。

病気を英語にすれば、DISEASE。DISは、「~でない」という否定の意味を持つ接頭語です。EASEの意味は、気楽、安楽という意味もありますが、主に肉体面を意味する色彩が強く、もちろん「体が楽」などの意味も有しています。したがってDISEASEとは、体が楽でない状態を意味しています。そこには日本語における「気」の概念は、あまり感じられません。

少々極端な言い方をすれば、英語を使う民族は病気を、肉体上の安楽でない状態として表現しているといっていいでしょう。対して、日本をはじめ東洋民族は「病の気」と表現し、「気」という文字を使っていることを思えば、病気一つをとっても、東洋人と西洋人の感性の違いを感じずにはいられません。

ところが最近になって、少し様子がちがってきました。WHO(世界保健機構)が「健康」の定義に、新たな概念を加えたのです。従来からあった健康の定義は、肉体・精神・社会的、の三つの要素のみにすぎませんでした。ここに新たに追加されたのは、SPIRITです。

SPIRIT『つまりスピリットを辞書で引くと、精神、心、霊魂、神霊、天使、悪魔、幽霊、元気、性格、人物、気分、時代精神、風潮……さらにはアルコール、酒までというように多岐にわたっています。これらの中から、すでに定義ずみの三要素を除き、それらしいものを挙げると「霊」、あるいは「気」となります。

 

 

がんになりやすい人、なりにくい人

 

がんになりにくい人

がんになりやすい人

なんでも気づいたらすぐにする人 面倒なことは後回しにしてしまう人
苦難があれば強く立ち向かう人 苦難があれば逃げようとする人
物事を常に前向きに考える人 物事を常に後ろ向きに考える人
他人にあれこれ指図する前に自分でやってしまう人 他人の言動が気になり、よく注意する人
家族の愛に恵まれたと思う人 家族の愛に恵まれていないと思う人
決まり事を守る人 決まり事から外れたくなる人
人に感謝されることが好きな人 人に感謝されることはあまりない人
物を大切にする人 物もちがわるく、すぐ買い換える人
一度やるといったらやりぬく人 なんでも長続きしない方
信じやすい人 あまり簡単に他人を信じない人
強い信念がある人 信念を持って何かをやり遂げるということはあまりない人
他人のために何かすることが好きな人 他人のために何かしようとはあまり思わない人
何事もくよくよしない明るい人 ストレスに振り回されていつまでもくよくよする人
家族を愛し、郷土を愛し、祖国を愛する人 かたよった正義心が強く人を責める人
常に希望に燃えている人 物事をすべてマイナス(否定的)に考える人
  強情頑固な性格な人
  完璧主義の人
  心の暗い人

 

 

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